グラマラスでゴージャスな香りを発表し続ける『TOMFORD(トム フォード)』。
2021年7月、そんな『TOMFORD(トム フォード)』の最新作として「SOLEIL BRULANT(ソレイユ ブルロン)」が加わりました。
この香りは、ブランド史上最もインパクトのあるグルマンノート、といって過言ではありません。
“真夏のグルマン”ともいえる「SOLEILBRULANT(ソレイユ ブルロン)」は、太陽&スイーツのような、こんがりと日焼けした肌の香りをイメージしたものです。
ビジュアル広告にアジアで初となる、韓国人俳優のヒョンビン氏を起用したことも話題となりました。
さらに、同年9月には同じメタリックゴールドのパッケージに包まれた“ソレイユブルロン コレクション”も発売。
アイカラー、口紅といったアイテムは2022年『TOM FORD(トム フォード)』春夏コレクションのバックステージでも使用され、大変な人気を博しています。
どんなグルマンの香り?

それでは「SOLEILBRULANT(ソレイユ ブルロン)」とはいったいどのようなグルマンノートなのでしょうか。
実はこれは、パリにある最高級ホテルRITZ(リッツ)のアイコン的スイーツ、「マドレーヌ」の香りに似ているのです。
リッツといえば、パリ一区にある壮麗な高級ホテル。
5つ星の上の最高級クラス「パラス」の称号が与えられたホテルで、フランス流の素晴らしいサービスが約束されている場所でもあります。

リッツは、2019年に世界最高のパティシエ賞を受賞したフランソワ・ペレ氏をシェフ・パティシエに迎えています。
彼がつくるマドレーヌはフレンチ・パティスリー界の巨匠ピエール・エルメ氏も「マスターピース」と絶賛するほど。
「SOLEIL BRULANT(ソレイユブルロン)」はそんなラグジュアリーなマドレーヌの香りであり、そして高級なホテルのサロン・ド・テ(ティーサロン)で過ごす「真夏の昼下がり」を思わせる香りなのです。
太陽に焦がれる肌、インパクト大なオードパルファム

SOLEIL BRULANT(ソレイユブルロン)オードパルファム
トップノート:ピンクペッパー、マンダリンオレンジ、ベルガモット
ミドルノート:ハニー、オレンジブロッサム
ラストノート:アンバー、オリバナム、ウッディノート、レザー、ベチバー
発表年:2021年
調香師:ダニエラ・アンドリエ
対象性別:ユニセックス
「SOLEIL BRULANT(ソレイユブルロン)」のトップノートほど衝撃的だった香水は今までありません。
このオードパルファムは、太陽に温めらた肌というよりも、太陽に焼き焦がされた肌のような、かなり「情熱的」な性質を持っています。ということで、出だしからリアルなスイーツの、「香ばしい」香りが立ち込めるのです。
甘いお菓子の匂いや、パンの香りを持つグルマンノートは他にもたくさん存在します。
しかし、この「焦げた」香りがまさかトップノートから香るとは思いませんでした。
それだけにインパクトは大。
ありきたりなグルマンノート、最近の没個性なフレグランスに疑問を感じていた人にとっては、久しぶりの『TOMFORD(トム フォード)』の「攻めた」香りにワクワクすることでしょう。
後半はハチミツの残り香に、レザー、ベチバーが加わることでグッと年齢層が上がり、ニュートラルな雰囲気に。ここでは「焦げた」香りはすでに消失しています。
そしてどんどん重厚感が増していき、ラストノートは『TOMFORD(トム フォード)』らしいセクシーなアンバーが全開となります。
ハチミツの甘さと、ハードなウッディ系の香料が、「SOLEILBRULANT(ソレイユ ブルロン)」を「完璧なバランス」のユニセックス香水として成り立たせているのです。

「SOLEIL BRULANT(ソレイユブルロン)」の軸となっているのは、午前中の白っぽい太陽ではなく、午後15以降の黄金色をした太陽のイメージです。
少し日が傾いて、ビーチを後にした昼下がり。
滞在する高級ホテルのサロン・ド・テでシャンパンとスイーツを楽しむ。
マドレーヌ色に日焼けした肌と、黄金色の太陽が景色に溶け込んでいる。
「SOLEIL BRULANT(ソレイユブルロン)」はこのように、太陽、リュクス、スイーツをキーワードとした『TOM FORD(トム フォード)』渾身のグルマン香水なのです。
ただただ甘く可愛いだけではない、少しサディスティックなグルマンノートに、本当の『TOMFORD(トム フォード)』らしさを感じることができるでしょう。
『TOM FORD(トム フォード)』愛好家、香り上級者向けの香り

出典:『TOMFORD(トム フォード)』ビューティ・公式インスタグラムより
「SOLEIL BRULANT(ソレイユブルロン)」は、甘さに圧倒されることなく、肌馴染みが良くエキゾチックです。
太陽をモチーフにした香りではありますが、ビーチやバカンスといったニュアンスがないので、どちらかというと日が短くなる頃に身に着けたくなる香りです。
夏の終わりから秋、冬の始まりにかけてがベストシーズンと言えるでしょう。
しかし万人受けするというわけではありません。
オフィスや、伝統を重んじる和食のお店にも不向きです。
ありきたりな香りでは満足しない香水上級者さん、そして『TOMFORD(トム フォード)』ラバーたちの「複数持ち」の香水として最適です。
「ソレイユシリーズの中でも最も大胆な香り」とトムフォード氏自身が断言するように、インパクトを残したい男女にとってこれほどぴったりな香水はないでしょう。
年齢層は、30代から上の年齢なら何歳でもOK。
いわゆる、できる大人の「プレイフル」な香りとして、オフタイムに楽しみたいフレグランスです。
まとめ
「SOLEIL BRULANT(ソレイユブルロン)」は、グルマンな甘さとスモーキーさ、そして『TOM FORD(トム フォード)』の完璧なユニセックス・ワールドを堪能できる、いま話題沸騰中のフレグランスです。
「ソレイユ ブラン」(2016)「オーキッドソレイユ」(2016)「ソレイユ ネージュ」(2019)に続く、“ソレイユ=太陽”をテーマにした第四弾の香りでもあります。そして、この4つのなかでも一番情熱的で、一番インパクトのあるオードパルファムと明言できます。
このように超俗的な香りにこそ、『TOMFORD(トム フォード)』らしさが表れるのでは?と思わずにはいられません。
いずれにしても、これほどキャッチーな香りは、数年に一度出るか出ないかといった代物です。ユニークな香水をお探しの方は、ぜひ手に取ってみてください。
きっと、香水選びで一番大事な「驚きと感動」を味わうことができますよ。


