『GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)』は、1975年にジョルジオ・アルマーニによって設立されたミラノ発のファッションブランド。
アルマーニ氏は、20世紀で最も成功したファッションデザイナーの一人と言われています。その功績はファッション業界だけでなく、コスメやホテル、レストランなど多岐にわたり、今では「トータル・ライフスタイル提案型」の巨大ファッション・ブランドにまで成長しました。
フレグランスにおいては男性用・女性用ともに洗練された香りと定評があり、幅広い年代で使いやすいのが魅力です。「ACQUSDI GIO HOMME(アクア・ディ・ジオ・オム)」、「Si(シィ)」などさまざまな人気香水があり、まとう人を一層エレガントに、品良く仕上げてくれます。
なかでも最近人気なのが、2004年からスタートした「ARMANIPRIVE(アルマーニ・プリヴェ)」(最高品質の香料を生かすシンプルな香り)シリーズです。
これは、デザイナーのアルマーニ氏が親しい友人へ贈るギフトとして作成したプライベートコレクションから始まりました。
香り、パッケージ、ボトルデザイン全てに『GIORGIOARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)』のこだわりを凝縮させた、芸術作品のようなフレグランスです。
フラコンデザインは、まるでオートクチュールのドレスのように、正面からみても後ろ姿から見ても同じような美しさを持つように…と思いを込めて、透き通るようにクリアなスクエアボトルとなっています。ここから顔をのぞかせるカラフルなフレグランスカラーも魅力的。
また、「ARMANIPRIVE(アルマーニ・プリヴェ)」シリーズは香りにも徹底的にこだわっています。なんでも、通常150種類程度を使用するといわれる材料を30~80種に絞っているのだとか。
ひとつひとつの香りの素材は天然素材にこだわり、世界中の美しい風景や季節にインスパイアされているそうです。
今回は、そんなシリーズのなかでも人気ナンバーワンの香り「PIVOINESUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」をご紹介したいと思います。
「PIVOINE SUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」は、中国にインスピレーションを得た、ピオニーとローズを融合させたフローラルノート。
「ARMANI PRIVE(アルマーニ・プリヴェ)」を良く知らないという方にもおすすめな、とても使いやすいフレグランスです。
中国の庭園に咲き誇るピオニーをイメージした香り
出典:アルマーニ・ビューティ公式インスタグラムより
発表年:2019年
調香師:ダフネ・ブジェ
対象性別:女性
トップノート:マンダリン、ラズベリー、ピンクペッパー
ミドルノート:ローズ、ピオニー、メイローズ(五月の薔薇)
ラストノート:パチョリ、ムスク、アンバー
「PIVOINE SUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」は、「ARMANIPRIVE(アルマーニ・プリヴェ)」のなかでも人気ナンバーワンのオードパルファム。
中国蘇州にある庭園に咲き誇る、ピオニー(シャクヤク)にインスピレーションを得た香りです。
徹頭徹尾、ピオニーの香りが可憐に広がるフェミニンな1本で、他の香水と比べると軽めで控えめなフレグランスでもあります。
そしてピオニーとは、中国に生息するお花です。
薔薇に匹敵するほどの華やかで美しい見た目から、「立てば芍薬座れば牡丹 歩く姿は百合の花」 という美女を讃えた日本のことわざがあるほどです。

そんなピオニーは「女性らしく麗しいお花」としてヨーロッパでも広く好まれるようになりました。
香りは薔薇に近いのですが、薔薇より爽やかでみずみずしい香りという特徴があり、甘すぎる香りが苦手な方にもおすすめです。
「PIVOINE SUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」のトップは、スパイシーでフルーティな清潔感のある香りで始まります。
「初々しい」という表現も似合います。
上質なフルーツとピンクペッパーからは「新鮮さ」や「輝き」が生み出されていて、女性の門出を祝っているかのような、なんだか「新しい」香りです。
ミドルノートはピオニーと2種類のローズが融合した、優雅でフェミニンな香りへ。
華やかですが「過ぎる」ということはなく、時間が経つにつれて、先のフルーティ感は薄れていきます。
フローラルが増していくとノートはもっと柔らかく、石けんにも似たような香りの広がりを見せていきます。
そしてラストノートではパチョリとムスクの香りが辺りをソフトに包み込んでいきます。
幾層にも重なったピオニーの花びらを思わせる上品な香りとともに、女性の「きめ細やかさ」「デリケートさ」をも思わせる、とても綺麗なフレグランスです。

「PIVOINE SUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」は、その人気から「ピヴォワンヌ・スジョ・ソイエ・ドゥ・ナクレ」というホリデー限定香水も出たほどです。
悠久の中国文化、そしてアルマーニの「繊細な」部分が重なり合った、驚くほどソフトでロマンティックな香り。
ラグジュアリーでTPOをわきまえた、とても使いやすい1本です。
日の当たる場所に合う香水
ピオニーの花言葉は「はにかみ」。
昼に花を咲かせ夜になると花が閉じることからこの花言葉が添えられたのですが、「PIVOINESUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」をまとう女性も、淑やかな方にお似合いになるでしょう。
年齢層は20代後半から60代、70代の方までと幅広く受け入れられると思います。
このように気品のあるフローラル&ソープの香りこそ、本物の「万人ウケ」というのかもしれません。
香りも持続力も強くなく、ヘアミストのような広がり方をする控えめな香りです。
ウェディングやお着物、お子様の入学式など、晴れ舞台でもマナー違反とはならないはず。むしろ、そのような正装に合わせたくなるような品を持ち合わせています。
日本文化にある「場の雰囲気」を大事にし、自己主張を抑えるべきシーンに強い香りは似合いません。ですが、「無臭」や「柔軟剤の香り」では少し場違いかな…という時には「PIVOINESUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」の出番がやってきます。
まさに痒い所に手が届く、といったフレグランスで、今までありそうでなかったちょうど良いバランスの香り方をしてくれます。もちろんラグジュアリーブランドなので、上質な香りがしっかりと漂い、周囲に嫌な印象を与えません。
出典:アルマーニ・ビューティ公式インスタグラムより
季節は春夏が似合います。
気持ちよく晴れた日、明るい色のファッションとともに身に着けたくなる香りです。
またオフィスにも最適です。
逆に、ナイトシーンや真冬には向かない香りと言えるでしょう。
「PIVOINE SUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」は、「香りを生活の主役にしたくない人」のためのフレグランスでもあります。逆に言うと、たまにつける香水だからこそ、上質なものを選びたい。控えめな香りを探しているけど大量生産型のトワレで妥協したくない、という本物志向の方のためにあるオードパルファムなのです。
ソフトで女性らしく、ハイエンドな要素がたっぷり詰まった1本、シトラス系とまた違う「さわやかさ」を求める方にもぴったりです。
まとめ
女性の美の象徴とされてきたピオニーの花。
そんなピオニーの香りは自分にも周りの人にも幸せな気分をもたらします。
古今東西、たくさんの人に愛されるピオニーが主役の「PIVOINESUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」は、さまざまなフレグランスが並ぶ『GIORGIO ARMANI(ジョルジオ・アルマーニ)』でも花形の香りと言って良いでしょう。
TPOを選ばずオールマイティーに使用できる香り、心強いですね。
「PIVOINE SUZHOU(ピヴォワンヌ・スジョ)」をまとえば、ますます魅力的な女性となって周囲の目に映るでしょう。


