パリ発のラグジュアリーフレグランスブランド、『Diptyque(ディプティック)』。

『Diptyque(ディプティック)』にはたくさんの素晴らしい香りが存在しますが、その中でもシトラス系のオードトワレが頭一つ抜きんでているのはご存知でしょうか。

シトラス系の香りは爽快感があって、気温の高い地域でまとうのに最適です。

さらに上質なシトラスの香りは心のリフレッシュを図ることができ、誰からも好まれるという利点もあります。

今回ご紹介する「OYEDO(オイエド)」は、『Diptyque(ディプティック)』でもひときわ人気の高いシトラス系のオードトワレです。

満月を思わせるような、清涼で儚くて、粋な香り。

柚子を中心に、フレッシュな果実の香りが贅沢なほど詰まっています。

実は「OYEDO(オイエド)」の名前は、日本の古都である「江戸」からインスピレーションを得たのだそう。

他のフレグランスとはまた一風変わっていて、「OYEDO(オイエド)」は和のイメージがあり、日本人が香るとどこか懐かしさを感じます。

『Diptyque(ディプティック)』が思う日本の香りとは?

その軽やかで美しい「OYEDO(オイエド)」の魅力に迫ってみましょう。

柚子がメイン。香りの変化は少なめのシングルノート

OYEDO(オイエド)オードトワレ

シングルノート:ライム、レモン、マンダリン、タイム、柚子、フランボワーズ

発表年:2000年

調香師:不明

対象性別:ユニセックス

マンダリンの甘い果実の香り、シャープなライム、レモンのきらきらとした明るさ。

その香りは、果実というより“果肉”と表現したほうが近いかもしれません。

フランボワーズが効いているからか、ジャムやソルベのような甘さもほんの少し感じられます。

主役はやっぱり柚子。

私たちが思う柚子は、上品な酸味が漂いさっぱりした香りですが、フランスのフィルターを通した柚子の香りはふくよかな甘さがあります。

ジャムのようにフルーツがボトルの中で溶けて混ざり合い、どこか温かみを感じる、まろやかなシトラスミックス。

その柑橘ハーモニーをふわっと持ち上げるように、タイムのハーバル感がアクセントになっています。

淡いハーブの香りが全体の印象をグッと引き締め、軽やかで品の良い柚子の香りが始めから最後まで穏やかに続いていきます。

『Diptyque(ディプティック)』か想う「江戸」のイメージ。「OYEDO(オイエド)」はなんとなく満月を彷彿とさせる魅惑的な香りです。

空気は澄み切っていて、少し気温は冷たく、見上げる空には朧月夜が。

煩悩から離れて、ただ一人、霧に包まれた満月を愛でている。

そんな情緒的な瞬間に、ふっと香ってきそうな「OYEDO(オイエド)」。

その透明感のある甘さは、「清潔感」「湯上り美人」「春の夜」といった言葉も連想させます。

最初から最後までずっとシトラスが香るシングルノートで、香り立ちはとても軽やか。

決してゴージャスなローズや官能的なムスクの香りではなく、上質なシトラスのすっきりとした粋な香り。

ジェンダーレスな美意識の高い1本です。

意外にも低い気温に似合う香り

「OYEDO(オイエド)」には温かみもあるので、体温の低い人の方が香りが飛ばず、より綺麗に香るでしょう。

サマーフレグランスとしても最適です。

“夏にシトラス系の香りをまとう”ことは、ものによってはどうしてもチープな感じが出てしまいがち。ただ「OYEDO(オイエド)」はその心配は全く必要ありません。

柚子の上品な甘さと優しさが全面に出ているので、いつでもどこでも品良く香らせることができます。

またシトラス系の香りには珍しく、秋冬の季節でも問題なくまとえるオードトワレです。

気温の低い時期には「OYEDO(オイエド)」が持つ透明感の部分がよりクリアになり、香りに伸びを感じられるでしょう。

かなり軽めのオードトワレなので“飛び”は早いです。

フレッシュなシトラス系の香りを楽しみたい方は、こまめに重ね着けするのがおすすめ。

透明感があるので、重ねても香りが濁らないのが『Diptyque(ディプティック)』の魅力でもあります。

シーンを問わない香り「OYEDO(オイエド)」

「OYEDO(オイエド)」の香りは老若男女問わずまとえるフレグランスです。

ユニセックスタイプですが、少し女性寄りなオードトワレ。食べたくなるようなジューシーさが本当に魅力的です。

セクシーな香りではないので、オフィスでも問題なく使用していただけます。

やはり「清潔感」が全面に出ているので、香りに敏感な日本では大変重宝するフレグランスでもあります。

プライベートシーンでも活躍しますし、服装やTPOも気にせずまとうことができるでしょう。

シトラス系の香りがもとからお好きな方にはもちろんですが、シトラス系にあまり興味のない人にこそ試してほしい「OYEDO(オイエド)」の香り。

『Diptyque(ディプティック)』の感性を通した「和の世界」を体験できる、ストレートで清涼な作品です。

逆に個性を重視する方、香りを用いて自分を表現したいと思う方には不向き。

あくまでひっそりと、朧月夜のようなモワっとした香り立ちを楽しみたい方に向いているフレグランスです。

まとめ

香りのラインナップが実にさまざまで、同時に何種類も欲しくなってしまう『Diptyque(ディプティック)』。

セクシーというよりは知的で上品、そして人を惹きつけるオリジナル性もあります。

「華やかなのにハーバルで、体調の良くない時でも問題なくまとえる」という嬉しいポイントも。

特にシトラス系の香りの“嗅ぎ心地”の良さは、数あるフレンチブランドの中でも一番かもしれません。

「OYEDO(オイエド)」は江戸をモチーフにした、私たち日本人にも親しみやすい香りです。冬には「OYEDO(オイエド)」の透明感のある甘さが光り、逆に夏になるとその甘さが上品に香ってくれます。

日本の四季の移り変わりをじっくりと味わいながら、香りを楽しむ。

その四季の感じ方に特有の感性があるのは、日本人ならではだと思います。

日本人の豊かな感性が文化となり、はるかヨーロッパ諸国からは「憧憬」となって慕われているー「OYEDO(オイエド)」は、そんな「海外から見た日本」を体感していただける香りです。

粋で人懐っこく、万人に受け入れられる「OYEDO(オイエド)」を香っていると、日本がこんなにも優しいイメージなんだな、となんだか嬉しくなります。

好感度の高いシトラス系の香りを上手にまとって、周囲にも“心地良さ”をお裾分けしてしまいましょう。