『YSL(イヴ サンローラン)』で最も人気の高い香りにして、「恋コスメ」と噂されているのが、「MONPARIS(モン パリ)」です。

「MON PARIS(モン パリ)」はスイートな甘さプラス、大人の官能性も感じられる香りで、大変魅力的なフレグランスです。

そして情熱的な恋愛感情やセクシーさ、小悪魔の大胆さなど、さまざまな表情をも見せてくれます。

『YSL(イヴ サンローラン)』のファッションといえば「モンドリアン」や「スモーキング」など、伝説ともいえるルックが思い浮かびます。

実は、「MON PARIS(モンパリ)」は「スモーキング」ジャケットが似合う女性の香りとして生み出されたもの。

ブランドを象徴する「スモーキング」ジャケットをモチーフに、蝶結びのボウタイが施されたボトルデザイン。そしてピンクの液体のコントラストが本当に素敵です。

『YSL(イヴ サンローラン)』スモーキングの魅力とは

まずは「MON PARIS(モンパリ)」のイメージソースとなった「スモーキング」について簡単にご紹介したいと思います。

イヴ・サンローランによる「スモーキング」が発表されたのは1966年。

「スモーキング」とはフランス語で「タキシード」を意味します。

そして、史上初めて既製服として、パンツスタイルの女性用スーツが販売されたのでした。60年代に入り、西欧では女性の解放運動が盛んになります。

女性は男性のように“社会で戦える服”を求めました。

そして、イヴ・サンローランは、タキシードは女性が着た方が美しいということを発見したのです。

肌を一切露出せずに女性の魅力をどう発揮するか、という哲学的なことがテーマでもありました。

カトリーヌ・ドヌーブをはじめとするセレブたちには特に人気を博し、『YSL(イヴサンローラン)』帝国を築く元となりました。

「MON PARIS(モン パリ)」は、そんなスモーキングのジャケット、そしてボウタイが似合う女の子をイメージして作られています。

コンセプトは「恋とはリボンを解くこと」。恋に落ちた瞬間を表現した香水でもあります。

可愛いだけではない、女性の心境の変化を楽しめる香り

MON PARIS(モン パリ)オードパルファム

トップノート:ブラックベリー、ラズベリー、洋ナシ、カラブリアンベルガモット、ピンクペッパー、オレンジ、タンジェリン

ミドルノート:チョウセンアサガオ、ホワイトピオニー、オレンジブロッサム、ジャスミンサンバック

ラストノート:インドネシアンパチョリリーフ、ホワイトムスク、カシュメラン、アンバー、パチョリ、シダー、モス、バニラ

発表年:2016年

調香師:オリヴィエ・クレスプ

対象性別:女性

「MON PARIS(モン パリ)」のトップノートはベリーが際立っていて、フルーツカクテルのような、甘くてフレッシュな香りに「キュート」な印象を持ちます。

しかし、ノートをご覧いただいても分かる通り、多種多様な香りがブレンドされています。

ベストセラーの「ベビードール」を思わせるような香りの構成で、芳醇かつ可憐にまとまっているのもポイント。

確かにトップノートでは「美味しそうなフルーツの香り」、「フレッシュさ」が漂います。

まるで女性が「素敵な男性に出会った頃」のような、とても初々しい雰囲気です。

何度も携帯の画面を見てしまう、ヘアメイクに力を入れる…といった女の子の可愛らしい一面が表現されています。

ところがミドルノートでは一転、小悪魔のようなキャラクターに変わります。

スイートさはそのままに、初々しさが消え一気に官能的な香りに。

ここで使用されているチョウセンアサガオとは、別名ダチュラと呼ばれています。

実は、本物のダチュラは誤って食べると、悪夢を伴う強烈な幻覚作用がある毒草です。

恋の「中毒性」を思わせる、ちょっと危険な香り。

恋のはじまり、ウキウキ感を表現したトップノートとはガラッと変わる演出です。

急に色っぽく、大人びていくのも女性によくあることです。

ラストノートは2種類のパチョリと3種類のムスクによる官能的な香りが押し寄せてきてクライマックスを迎えます。

この頃には完璧な大人の女に豹変。

意外なことに、トップノートのベリー系とラストのシダー系が肌の上でマッチしていて、高級ワインのような香りでもあります。

パリの街で恋の絶頂の瞬間を切り取ったような「MONPARIS(モン パリ)」の広告ビジュアルも綺麗です。

身を焦がすような恋を待ち望んでいる(もしくは既に恋におちている)女性のためのフレグランスです。

恋するすべての女性へ

「MON PARIS(モン パリ)」は、『YSL(イヴサンローラン)』から恋するすべての女性へ贈られたギフトです。

年齢層は20代半ば~40代前半、真夏でなければどの季節でも使いやすいでしょう。

単調なようでいてとても複雑で、奥行きがあるのにまとまっている、甘いのに甘過ぎない、さわやかというわけでもないのに着けやすい、なんとも不思議な香りです。

そのちょっとミステリアスなところ自体が、「恋愛」を表しているのかもしれません。

名前にパリとあるように、とてもロマンチックな香りで、夜のセーヌ川沿いやエッフェル塔のふもとでまといたくなってしまいます。

少しの量で香りが長持ちするのもうれしいポイント。

男性ウケもよく、「ザ・オンナ」といったような、今では稀少と言える香りです。

そのためビジネスシーンや、格式あるレストランには向いていません。

プライベートタイム、デートシーンにはぴったりで、フェミニティを存分に味わえる香りとなるでしょう。

まとめ

2016年の登場以来、ブランドを代表する香水として大人気を博している「MONPARIS(モン パリ)」。

恋愛の絶頂に酔いしれる、甘くセンシュアルなホワイトフローラル・シプレーが楽しめる1本です。

毎日を「特別な宝物」に変身させてくれそうな「MONPARIS(モン パリ)」は、私たちに「女性でいてよかった」と思わせ、一人ひとりに自信を与えてくれます。

イヴ・サンローランが「新しい女性の魅力」をスモーキングスタイルに見出したように、この香りから自身の新たな魅力を引き出してみましょう。