美しく、華奢で、官能的なデザインの『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』。
『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』はフランス生まれのシューズブランドで、パンプスやサンダル等のレディースシューズのほか、スニーカーといったメンズシューズ、また財布等の服飾小物を取り扱っています。
トレードマークは、深紅のソール(靴底)です。
そんなソールをあしらった、またブランドのアイコンであるハイヒールは、創立からわずか20年という短い期間で、世界中のセレブリティやファッショニスタを虜にしてしまいました。
さらに2014年には「クリスチャン・ルブタン・ボーテ」が誕生し、ネイル、香水、口紅を含んだ高級コスメラインが発表されます。
中でも特に人気なのが、2020年から始まった「ルビワールド」という香水シリーズです。
バカラ・グラスのように芸術的な香水ボトル、シューズブランドとフレグランスの個性的なコラボ、そして洗練された香りの面々は、世界の香水ファンを唸らせるほどのものでした。
今回はそんな『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』の香水シリーズから、最新の香り「ルビホース(Loubi Horse)」をご紹介したいと思います。
二つとないユニークなボトルデザインも、必見です。
『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』の香りが伝えたいこと

『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』の香水シリーズは2020年から始まっており、シリーズ名を「ルビワールド」と呼びます。
これは、デザイナーのルブタン自身が大きな影響を受けた、世界の「7つの国」にオマージュを捧げた香りとなります。
7つの国とはフランス、イギリス、ブラジル、日本、インド、エジプト、そしてメキシコのことです。
そのため「ルビワールド」シリーズには、7種類の香りがラインナップしています。
それぞれが各国の特徴を掴んだとても個性のある香りで、まとう人をイマジネーションの旅へと連れて行ってくれます。
真っ赤なボトルも印象的ですね。
さらに『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』には、「ルビワールド」シリーズよりもライトな香りの、「オードゥパルファン レジェーレ」というシリーズがあります。
こちらは淡いピンクのリキッドに、クリアなガラスボトルが目印です。
今回ご紹介する「ルビホース(Loubi Horse)」は、「オードパルファン レジェーレ」シリーズの第2弾となります。
ボトルキャップには「タツノオトシゴ」があしらわれており、そのまたとないデザインには思わず見入ってしまうほどです。
それでは「ルビホース(Loubi Horse)」の魅力に迫ってみたいと思います。
深い海の底に隠された神秘と、陽の光を浴びた肌の香り

ルビホース(Loubi Horse)オードパルファム
香調…スパイシー・フローラル
ノート…ピンクペッパー、インセンス、ベルガモット、アイリス、ネロリ、バニラ
発表年…2023年
調香師…クリストフ・レイノー
対象性別…ユニセックス
「ルビホース(Loubi Horse)」は、『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』の香りの中でも軽やかなライン、「オードパルファン レジェーレ」シリーズから発表されました。
全体的にはとてもライトで、夏らしい香りです。
しかしスパイシー&フローラルなその香りには、どこか不思議で謎めいた、ミステリアスな表情があります。
というのも「ルビホース(Loubi Horse)」では、クリスチャン・ルブタンが子どもの頃に抱いた「海への憧れ」が、しっかりと表現されているためです。
クリスチャン・ルブタンは、「小さい頃、貝殻に耳を当てて波の音を聞くのが好きでした」と語っています。
彼は深い海の底・波の美しさに思いを馳せることで、頭の中にクリエイティブな隠れ家を見出したのだそうです。

「ルビホース(Loubi Horse)」を一吹きすると、ピンクペッパーとインセンス(お香)のスパイシーな香りが、ふわりと漂います。
しかし、ここで「マリンノート」は感じられません。
そこにあるのはあくまでも「想像の中での海」であって、実際の海をイメージした「マリンノート」ではないのです。
例えるなら、陽の光を反射する「水面」のイメージでしょうか。
光は暖かく、やさしく、プカプカと浮き、まるで肌の上でも踊っているようです。
そこへ高貴なアイリス(あやめ)と、なめらかなバニラが顔を出します。
バニラの甘さは主張が少なく、鼻にも肌にもきちんとした「心地良さ」を覚えます。
また太陽のような明るさのネロリも、香りに大事なアクセントを添えています。
しかしながら「ルビホース(Loubi Horse)」の香りは、全体的に控えめです。
その香りは「主張」というより「余韻」を残すもの。
「ルビホース(Loubi Horse)」を生み出した調香師、クリストフ・レイノーは「太陽の光を浴びた肌の温かさを表現した」と言いますから、このようにソフトでやわらかな印象に仕上がったのでしょう。
華麗なボトルデザインも必見です。
美しいクリアボトルには、タツノオトシゴや貝殻、そして『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』の扇子を飾った、ピンク・ゴールドのキャップがセットされています。
『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』らしい、クチュール感たっぷりのボトルです。
デイリーでも使いやすい、やさしい香り

とてもつけやすい香りの「ルビホース(Loubi Horse)」は、年齢や性別を選びません。
そのためこの香りは、デイリー使いのフレグランスとして大変に優秀です。
持続時間はとても長く、12時間ほど香りが続いていきます。
また「ルビホース(Loubi Horse)」は海をイメージした香りですので、まとう季節は春から夏の終わりまでがぴったりと合うでしょう。
逆に寒い冬には、物足りなくなってしまう香りかもしれません。
ですがそんな冬には「寝香水」としてまとうと、幸せな気持ちで一日を終えることができます。
ハッピーなバニラとネロリの香りは、お部屋に明るい雰囲気を誘ってくれることでしょう。
自分にエールを送りたくなる香りでもあります。
さらに「ルビホース(Loubi Horse)」は、オン・オフの両方でまとえる香りです。
香水がOKな職場であれば「好かれる香り」となるでしょうし、オフでまとっても「トゥーマッチ」さがなく、バランスの取れた1本となります。
そのため「ルビホース(Loubi Horse)」は『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』の中でも一番、「万能タイプ」の香りだと言えます。
まとめ
『クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)』のフレグランス・シリーズは、すべてが2020年以降に発表されています。
今回の「ルビホース(Loubi Horse)」は、ハイブランドが提案する新しい「万能型」の香りでした。
ニッチの中にある「万能」には興味深いものがあります。
そんな面白さ・興味深さを、嗅覚でも体験してみてくださいね。

