今や大人気のフレグランス、レプリカシリーズ。
メゾン マルジェラから2012年に発売となったフレグランスのラインナップで、「記憶を呼び覚ます」ような香りを取り揃えています。
特徴は、レプリカシリーズにそれぞれストーリーがあること。
いつ、どこで見た情景か、そしてその香水がどのような香りであるかをボトルラベルに詳しく記してあります。
たとえば図書館で過ごしていたときの古書の香りであったり、アメリカの音楽フェスで感じた香りだったり…
あの時こんな香りがした、またはこの香りを嗅ぐとあの時を思い出す、というような思い出を、全ての香りに紐付けています。
さて今回ご紹介するのはそんなレプリカシリーズから、一番人気の「LAZYSUNDAY MORNING(レイジーサンデーモーニング)」です。
日本国内でも男女問わず支持を得ており、スタイリッシュながら安心感のあるシャボン系の香りとして大ヒットを記録しています。
香りのコンセプト、構成ともに詳しく見ていきましょう。
レイジーサンデーモーニングの時と場所

「LAZY SUNDAYMORNING(レイジーサンデーモーニング)」は日本語で「ゆったりとした日曜日の朝」という意味になります。
この香りの時と場所は、「2003年のフローレンス(イタリアのフィレンツェの英語名)」。
そして詳細には「柔らかい肌とベッドのリネンの香り」とボトルに記載されています。
ちょっと遅く起きた日曜日の朝、洗い立ての香りのよいリネンのシーツに包まれ目覚める、そんな心地よい時間をイメージした香りとなっています。
これにもう少し解釈を加えてみます。
日曜日は日曜日でも、前日の土曜日にはトスカーナの温暖な気候に包まれて楽しい一夜を過ごします。
フィレンツェの土曜は一週間でも一番、皆が陽気になる日。
美味しいものを食べて、飲んで、歌って踊って。
いつまでもこの夜が続けば良い…と思うのですが、それは一週間に一度だからこそ光るのかもしれません。
そんなこんなで日曜日は昼近くに起きてしまいます。
まだかすかに残っている昨日の余韻と、布団の温かいぬくもりを感じて。
土曜の昼に洗っておいたリネン類の石けんの香りが心地よく、今日はベッドでこのまま過ごしていたいなあ、とそんな情景が浮かんでくるようです。
場所は違えど、こうした日曜の風景は多くの人が体験したのではないでしょうか。
つまり「LAZY SUNDAYMORNING(レイジーサンデーモーニング)」は誰にとっても「良い匂い」であり、誰もが経験しうる光景を描いた香りなのです。
レプリカシリーズで一番人気、というのも納得です。
清潔感の中にちょっとした色気が見え隠れ。石けん+フルーティノート

LAZY SUNDAYMORNING(レイジーサンデーモーニング)オードトワレ
トップノート…アルデハイド、西洋梨、スズラン
ミドルノート…アイリス、ローズ、オレンジブロッサム
ラストノート…ムスク、アンブレットシード、パチョリ
発表年:2013年
調香師:不明
対象性別:女性
サボン系のフレグランスは本当に多くありますが、「LAZYSUNDAY MORNING(レイジーサンデーモーニング)」は非常にリアルな「洗いたてのリネンの匂い」。
香調で言うと、フローラルウッディムスクとなります。
柔らかく清潔なシーツから香る、外国製の柔軟剤や、石けんが混ざった安らぎ感たっぷりの香りです。
トップノートはまず、洋梨のフレッシュな香りと可憐なスズランの香りが漂います。
ただフルーティー過ぎたり、お花の女性らしい香りがする、ということはなく、アルデハイド(シャネルNo.5に使われている合成香料)がトップ〜ラストまでメタリックな印象を強く残すためフェミニンに傾きすぎません。
ミドルノートは洗濯洗剤系のミュゲ(スズラン)&ムスクの香りに。
その後アイリスやローズ、オレンジブロッサムといったフローラル系の香りが来ます。

ただここでもジェンダーレスな印象は続きます。
次に来るラストの香りが前倒しとなって、ベビーパウダーのような印象を与えながらも、少し土っぽさを出すことで程よく全体を落ち着いた香りにまとめてくれています。
イメージは、カーテンから太陽が差し込む部屋で、良い匂いのシーツにくるまりながらまどろむ幸せな時間。
そしてムスクの香りがしっかりと主張を始めます。
柔軟剤の香りのようなホワイトムスク系ですが、ラストノートのパチョリが落ち着きを与えてくれているため子供っぽくはならず、あくまでも大人の雰囲気です。
石けんの香りがシーツや肌を想像させるからでしょうか、ちょっとした色気もあります。
全体的に強いということはなく、控えめなフローラルムスクの清潔感あるピュアな香り。
季節や性別を問わず幅広いシーンで好感度大、なのは間違いありません。
老若男女問わず好かれる、万能な香り

「LAZY SUNDAYMORNING(レイジーサンデーモーニング)」ほど嫌われない香水はレプリカシリーズでも珍しいものです。
ボトルには女性用と記載されていますが、個人的には男性にまとって欲しい、非常に好感度の高い1本です。
季節は全く問いません。
オードトワレなのでライトですし、夕方に重ねづけしても香りが混乱することがありません。
年齢は何歳でも。最強の万人受けフレグランスです。
ただその反面、誰でも使えるということは香水で個性を出しにくいとも言えます。
特に清潔感が欲しい、落ち着いた香りをまといたいという人には最適かもしれません。
メゾン マルジェラでどれを選ぶか迷った時などは「LAZYSUNDAY MORNING(レイジーサンデーモーニング)」がお勧めできます。
それほどまでに使いやすい香水なのですが、なかなか手放す気にはなれない、嫌いなれないといったところもこの香りの魅力。
持っていても絶対に損のないトワレなので、2本目3本目として控えておくのも良いですね。
まとめ
レプリカシリーズで一番人気の「LAZYSUNDAY MORNING(レイジーサンデーモーニング)」をご紹介しました。
名前の通り、休日の朝、洗い立ての香りの良いリネンに包まれ目覚める、心地よい時間をイメージしたフレグランス。
誰もが好き!という時と場所を再現した香りです。
休日、オフィス、遊び、デートと大活躍のフレグランスなので、ぜひこの香りと一緒に素敵な日々を送ってみて下さいね。


