軽やかなノートが魅力の『Guerlain(ゲラン)』の「アクア・アレゴリア」シリーズ。

このシリーズは、1999年に「『Guerlain(ゲラン)』が愛する5つの庭」というコンセプトで生み出されました。

「アクア・アレゴリア」シリーズは“ライフシーン・フレグランス”とも呼ばれており、「特別な外出の時だけではなく、日常の様々なシーンで楽しめる香り」として非常に使いやすい調香となっております。

ラグジュアリーブランドの香水でありながら、“等身大”の香りとしても活躍するアクア・アレゴリア」シリーズは、どこでも、どんな時でも気軽にまとえるそのライトさが一番の魅力と言えるのではないでしょうか。

2021年5月には、そんな人気のフレグランスコレクションに新作が二つ仲間入りしました。

今回ご紹介するのはその二作品のうちの一つ、「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」です。

極上の天然素材、そしてその香料から“幸福感”を人々に与えてくれる軽やかな香り。

新作「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」は、清らかな花々が咲き誇る野原をイメージして創られた、フレッシュで幻想的な香りです。

新緑の美しい季節に冴え渡る、美しいフローラルノートをご紹介しましょう。

朝の草原の輝き、初夏の気持ち良さ

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出典:『Guerlain(ゲラン)』公式インスタグラムより

Flora Salvaggia(フローラ・サルヴァジア)オードトワレ

トップノート:ヴァイオレット(スミレ)、ワイルドフラワー、ウォーターノート、ウォーターメロン

ミドルノート:ソーラーノート、ジャスミン、オレンジブロッサム

ラストノート:ヴァイオレット(スミレ)、アイリス(あやめ)、ホワイトムスク

発表年:2021年

調香師:ティエリー・ワッサー、デルフィーヌ・ジェルコ

対象性別:ユニセックス

「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」は、初夏の草原をイメージした香りです。

もっと言うと、南仏やイタリアで見ることのできる春から夏にかけての草原、そしてその野に咲く満開のワイルドフラワーをモチーフにした香りとなります。

大草原では、人の手が介在した庭園などとは違い、クリアな空気と自然の息吹を感じ取ることができますよね。

そんな清らかさと、初夏の陽射しの暖かさを同時に表現したのが「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」なのです。

トップノートは流麗なアクアノートで始まります。

朝露が葉からこぼれ落ちる瞬間をキャッチしたような、フレッシュで初々しい香り。

メインはウォーターメロンの、いわゆるウリ系の香りなのですが、主張はかなり控えめです。マダム系の香水によく用いられるヴァイオレット(スミレ)の香りも、「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」においては非常に軽やかで重たくありません。

全体的に“華やか”というよりも、ウォータリーさが多めの、スッキリとした淡いフローラルノートです。

「水」を表現した香水はいくつも存在しますが、海でもなく雨でもなく、これほど綺麗に“朝露”らしさを表現しているのは、やはり「アクア・アレゴリア(水の寓話)」という名に冠したこのシリーズにふさわしいトップノートであると言えるでしょう。

まだ野生の息吹残る草原で見つけた、新緑の葉からこぼれ落ちる朝露。

その雫は陽の光で煌めいていて、どこか少し涼しくて。これから始まる「何か」を掻き立ててくれる、ワクワク感と解放感が同時に味わえるトップノートです。

続くミドルノートではウォータリーさは落ち着き、変わってジャスミンとオレンジブロッサムの可愛らしさが顔を出し始めます。

こちらもフローラルノートでは王道と呼ばれるお花の香料なのですが、「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」では決してその香りが強すぎるということはありません。

あくまで、草原の一角で遠慮しがちに咲く野花のようなイメージです。

背の高い草が風に揺られてたなびく光景、幸せそうに舞う蜜蜂、仲間たちとこっそり咲き乱れ楽しむワイルドフラワー。

この香りにはたくましいとか、力強いといった表現が似合いません。むしろ印象派の絵画のように輪郭がハッキリとせず、淡いのです。でもそれで良いのです。

それぞれが自由にしていても不思議と全体が調和されていて、一つの風景として完成されている。柔らかくて、絶妙に全てが絡み合っているといった印象です。

ラストノートではヴァイオレット(スミレ)、アイリス(あやめ)、ホワイトムスクが香り、初夏の太陽のような温もりを感じられることでしょう。トップノートの清涼感がここで暖まり、さらに草原の視界が広まります。

通常、パウダリー(ヴァイオレット)やムスク系の香りは優しく暖かみがある半面、夏の時期は重たい、とか化粧台の香りがする、など“温度”や“シーン”に敏感にならざるを得ない香りなのですが、またしてもここは主張が控えめです。

オードトワレという理由もありますが、終始軽やかでまといやすく、ふとした時に漂ってきても絶対に嫌にならない香りです。そしてどこか懐かしい香りで、癒されます。

この香りはきっとお子様にも好かれるでしょう。

優しくて、初々しくて、何よりも“清潔さ”が光る素敵な香りです。

20代、30代の男女に

「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」は初夏の季節に抜群に合う香りです。

そして嬉しいことに、梅雨の季節でも苦になりません。

むしろ、湿度の高い梅雨の気候に、この瑞々しさが引き立つでしょう。淡く柔らかなお花の香りも、雨水滴る感じがして心地良いものです。

「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」はオードトワレなので持続時間は短めです。ただ、このタイプの利点は重ね着けができるところ。

香りが消えかかる頃、夕方に再びのせてもOKです。

また同ブランドの「アクア・アレゴリア」シリーズの中から、他のオードトワレとミックスさせて使用することも可能です。

「グラナダ・サルヴィア」などのオードトワレと相性が良いと公式でも推奨されています。

年齢層は20代初めから30代、40代初めの男女におすすめ。やや女性寄りの香りではありますが、柔らかい雰囲気や親しみやすさをまといたい男性にもおすすめです。

もともと柔和な人も、そうでない方も、「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」のウォータリーで淡いフローラルの香りが、“角が取れた”ようなイメージを与えてくれることでしょう。

「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」は初めて『Guerlain(ゲラン)』の香水を使う方にも、そして香水デビューの方にも大変おすすめできる香りです。

これは「アクア・アレゴリア」シリーズの特徴なのですが、香りに個性がありつつも、その方のもともとの香り、もしくは場の香りとぶつからないのです。

いくつもの顔を使い分けなくてはならない現代人にとっては、その人の本質を変えずに印象を自在に操れる香りのチェンジは、まさに理想的。

好きな時、好きなように、好きなだけ使えることのできるこのオードトワレは時代が求めている一つの香水の形と言えるかもしれません。

まとめ

淡いラベンダーカラーが魅力の「FloraSalvaggia(フローラ・サルヴァジア)」。

生命力にあふれ生き生きと咲き誇るワイルドフラワーと、そんな美しい自然に触れる歓びのひと時を描いた香りです。

これは“ライフシーン・フレグランス”の名の通り、背伸びせずとも気軽にまとえる魅力が詰まった1本です。都会にいながらも、まるでガーデンの中で癒されている自分を感じることができるでしょう。

歴史ある老舗フレグランスメゾンの新たな香り、自然の美を感じ取ってみてくださいね。