口臭が気になっている人のなかには、空腹時により強いにおいを感じると思っている人もいるのではないでしょうか。

朝起きてすぐや、忙しく食事の時間が空いたときなど空腹のときほど、独特な口臭を感じることも…。どうして空腹だと口臭が気になるのか、その原因や対処法について詳しく解説していきたいと思います。

空腹だと口臭が気になる原因は

空腹で口臭が気になる原因には、いくつか理由があります。

・ケトン体の分泌によるもの

・唾液の分泌量の減少によるもの

・コーヒーのクロロゲンの影響

それぞれ説明します。

・ケトン体の分泌によるもの

空腹の状態だと、肝臓がからだにエネルギーを供給するために“ケトン体”という物質を作り出します。

ケトン体は血液中に放出されるので、ガスとなり肺から出てくるため口臭が強くなると考えられています。

甘酸っぱいような独特なにおいになるので、他の口臭の要因とは違ったにおいを感じると思います。

・唾液の分泌量の減少によるもの

人間の唾液には、口臭の原因となる細菌を包み込み胃に流す効果があります。

そのため最近が繁殖いにくい環境を作り出してくれます。唾液の分泌量が少なくなると、細菌が発生しやすくなり生理的口臭が起きてしまいます。

空腹時だけでなく、疲れているときや緊張状態になると、唾液の分泌量が少なくなるので口臭が起こりやすくなります。

・コーヒーのクロロゲンの影響

朝起きてすぐにコーヒーを飲むのを習慣にしている人もいると思います。

眠気があるときに、コーヒーを飲むと頭がすっきりするので癖になりますよね。

ただ、空腹時のコーヒーはおすすめしません。口臭の原因となっているのはクロロゲンになり、空腹時に体内に入ると胃酸の分泌を促し口臭を発生させてしまいます。

コーヒーは口内を乾燥させてしまう作用もあるので、余計に口臭が強くなってしまうことも考えられます。起きてすぐのコーヒーはできるだけ避けるようにしましょう。

ダイエット中など空腹時間が長くなるときは、口臭に対してより注意しましょう。

食事制限によって唾液の分泌量が少なくなると、口臭を感じやすくなります。

無理な食事制限がストレスになっていることもありますし、悪影響を及ぼす原因になってしまうことも…。ダイエットでも無理に痩せようとすると、体に負荷もかかります。

食事内容を見直す、運動習慣などストレスにならないように工夫していきましょう。

空腹で口臭が気になるときの対処法

空腹で口臭が気になるとき、ちょっとした方法で緩和することができます。

具体的にはどんな方法があるのか、口臭対策として紹介したいと思います。

・コップ2杯の水を飲む

・少しでも食べる習慣をつける

・噛み応えのあるものを食べる

・コーヒーのあとは水を飲む

・口臭サプリメントを使う

・唾液腺マッサージをする

それぞれ説明したいと思います。

・コップ2杯の水を飲む

朝起きてすぐの空腹時に、口臭が気になるときはコップ2杯の水を飲む方法もあります。

お水だけに限らず、アルカリ飲料水でもいいですしお茶でも問題ありません。寝ているときにたくさん汗をかき、口のなかが乾燥している状態です。

冷たい水は胃腸に負担をかけるので、常温の水を飲むようにしましょう。

・少しでも食べる習慣をつける

急いでいるときなどつい、食事を後回ししてしまう人も少なくありません。

空腹時の口臭は、何かしら食べるようにすると緩和されることも多いとされています。食事に限らず、簡易的なお菓子などなんでもかまいません。

口臭が気になると話す人の多くに、朝食を食べない人の割合が高いといわれています。食べることで自律神経の働きを促すことにもなりますので、少量でもいいので食べる習慣をつけていきましょう。

・噛み応えのあるものを食べる

食事のときに、できるだけ噛み応えのあるものを選ぶと唾液の分泌を促します。

しっかりと噛むことで適度な満腹感もありますし、食べ過ぎを防ぐこともできます。咀嚼するのが苦手な人は、ご飯を食べるときに玄米など噛み応えのあるものにすると、自然と噛む回数が増えるのでおすすめです。

他にも食物繊維が豊富なものや、食材を少し厚めに切るだけでも咀嚼が増やせます。噛まずに飲みこんで食べてしまう人にも効果的な方法です。

・コーヒーのあとは水を飲む

朝、コーヒーをどうしても飲みたい人は、そのあとに水を飲むのを習慣化させておくのをおすすめします。

朝だけでなく外出中にすぐに歯磨きができないときにも有効です。コーヒー豆の粒子が舌に付着しやすくなり、口臭の原因となってしまうこともあります。

コーヒーを飲んだあとは、舌ブラシができるといいのですが、時間的にも難しい人が多いと思います。

コーヒーを飲んだあとは水を口に含み、舌を上顎にこすりつけるようにして、舌についた粒子を取り除くようにしておきましょう。

・口臭サプリメントを使う

口臭がとにかく気になるけど、食事をするまで時間があるときは即効性のある口臭サプリメントを使うのもおすすめです。

空腹で口臭が気になるときにお菓子感覚で使えるので、適度な満腹感もあります。

ただし、一時的に香りで隠すマスキング効果になります。そのため、口臭そのものを消しているわけではありません。

時間が経過するとまた口臭が出てきてしまうこともあるので、外出中でとにかく今だけでもにおいを緩和したい!ときに便利です。

・唾液腺マッサージをする

唾液の分泌が気になるときは、唾液腺マッサージを取り入れるのもおすすめです。

耳下線は唾液腺のなかでも最も大きなものになります。下顎のエラの後ろになるのですが、親指を耳の後ろにおいて、残りの4本で後ろから前に回します。

このマッサージをすると唾液の量が増えるので口のなかの乾燥を緩和し、潤いを取り戻すことができます。

病気が原因となっている口臭に注意

口臭のなかでも、病気が原因で起きているものもあります。例えば歯周病や虫歯、舌苔などの口腔内のトラブルが、口臭の原因となっていることも少なくありません。

例えば虫歯が進行してくぼみができた状態になると、食べカスが発酵してしまうので口臭となります。

口のねばつきも一緒に気になる人は、歯周病の進行が進んでいるかもしれません。口臭の6割は舌の汚れである舌苔だともいわれています。

空腹時だけでなく、常に口臭が気になっている人や、いろいろな対策をしても改善しないときは虫歯や歯周病を疑ってみてもいいと思います。

自分では確認できない部分もあるので、一度歯医者で確認してもらいましょう。

また、口の中のがんである「口腔がん」で口臭が強くなることもあります。

他にも鼻は口ともつながっているので、副鼻腔炎などの炎症が起きていると、タンパク質が含まれた血液が口の中に出てきてしまうので口臭になります。

咽頭炎など風邪症状の時に口臭が強くなるのはこうした理由があります。一時的なもので症状が治れば口臭も消えるはずです。

まとめ

空腹だと口臭が強くなるのは、唾液の分泌量が少なくなること、体内で発生しているガスが影響しにおいのもとになっている可能性が考えられます。

空腹の状態が続かない工夫をすること、どうしてもにおいが気になるときは、サプリメントや水を飲むなどできることをして口臭を減らしていきましょう。

ちょっとでも食べ空腹状態にしないようにすると、気になる口臭も緩和できますよ。