ニューヨークで誕生したカルバンクラインは、都会的かつジェンダーレスな魅力にあふれるブランドです。

最初はドレス3着とコート6点からの慎ましいスタートでしたが、順調に業績を伸ばし、その後はスポーツ部門、コスメ・フレグランス部門と次々に拡大していきます。

カルバン クラインが最初に香水をローンチしたのは1985年でした。

その後もエタニティ、エスケープを発表し、1994年には初めてのユニセックス香水である「CKone」(シーケーワン)が登場。

1994年に発売されたシーケーワンは、今でも伝説的な香水として大変有名です。

当時はユニセックスフレグランスの先駆けとして、発売10日でなんと500万本を売り上げるほど驚異的な人気を誇りました。

“特別なもの”として着ける香水を、「誰もが、毎日、気軽に」まとえるフレグランスとして世に浸透させたのです。

今ではたくさんのシリーズが発表されています。

カルバン クラインから発売している香水の中でも、このシリーズはモダンで都会的なのが特徴的。

ボトルもシンプルで男女共に使いやすく、バスルームにマッチするデザインも素敵ですね。

しかし、シンプルだからこそ、幅広い人から長く高い評価を得ているのでしょう。

今回はそんなシーケーワンの発売当初のセンセーションを彷彿とさせるような、スパイシーな「CKONE SHOCK FOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」をご紹介します。

これは、あえてユニセックスではない、男性のための力強い香りです。

ピリリとハンサムな香りは、一体どのような構成なのでしょうか。その魅力に迫ってみたいと思います。

ラベンダー、タバコがメイン。CKらしからぬ男っぽさも

「CK ONE SHOCKFOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」はオリジナルのシーケーワンと比べて、かなり骨太です。

その理由はメンズ香水の定番香料である、ラベンダー、タバコがメインとなっているから。

ラベンダーと言えばリラックスタイムに欠かせないアロマオイルのイメージがありますが、エジプトやギリシャを中心に、古くから薬効を持つハーブとして親しまれてきました。

すっきりとした香りのなかにも、少々「角ばった」「キリッとした」イメージのあるラベンダー。その特徴から近代ではメンズ香水の香料としてよく使われています。

タバコの香料もまた、定番中の定番です。

「CK ONE SHOCKFOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」には、この2つが核となって存在しており、ユニセックスのイメージが強かったカルバン クラインの香りに変化をもたらしたのです。

なお、レディース版「CKONE SHOCK FOR HER(シーケーワン ショック フォ― ハー)」も同じ時期に発売となりました。

そのためカップルで使える香水として、カルバンクライン史上初めて「男女別々の香り」が同時に登場したのです。

くるくると変化する香り。掴みどころのないミステリアスでハンサムな男性のイメージ

CK ONE SHOCKFOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)オードトワレ

トップノート…クレモンティン(ミカン)、ラベンダー、キュウリ

ミドルノート…オスマンサス、ブラックペッパー、カルダモン、ブラックバジル

ラストノート…タバコ、アンバーグリス、カシュメランムスク、パチョリ

発表年…2012年

調香師…アルベルト・モリヤス

対象性別…男性

「CK ONE SHOCKFOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」は、クレモンティン(ミカン)とラベンダーをベースに、スパイスとタバコがスモーキーに香るスパイシー・オリエンタルノートです。

つけたてはフレッシュなクレモンティンとキュウリが弾けます。

やはりトップノートは非常にカルバンクラインらしいと言いますか、あのシーケーワンを彷彿とさせるようなライトな香りが漂います。

万人ウケと言ったら角が立ってしまうのですが、とてもフレッシュでみずみずしく、絶対に嫌われようのない香りです。

しかしそこにラベンダーが加わったことで、一気に男性的なイメージに変わっていきます。

ミドルノートからはオスマンサス(金木犀)の香りに、ブラックペッパーやカルダモン、バジルが混ざり合います。

オスマンサスとスパイスがこれほど相性が合うというのにも驚きです。

スパイシーだけど強すぎるということはなく、やはり2010年代らしい、柔らかくて“壁のない”男性のイメージがあります。

始まりは「線の細い、お洒落で今どきの男の子」を想像しますが、だんだんとボーイからジェントルマンに、品が出てくるのも特徴です。

そしてラストノートは、ほんのり温かみのあるタバコとアンバーが、甘さをそっと肌に残していきます。

この時の表情は、すっかり「余裕のある大人の男性」。

「CK ONE SHOCKFOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」は、時が経ち、いつの日かクラシックになったシーケーワンに発売当初のセンセーションを!という思いから誕生したそうです。

シーケーワンの香りがあまりにも有名なため、「慣れてしまった」「どこかで嗅いだことがある」という方も多いでしょう。

半面、この「CK ONESHOCK FOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」は確かにセンセーショナルであり、「次に何が来るか分からない」といった香りの変化を楽しめます。

男性なのに放っておけなくて、だけどミステリアスで、何考えているか分からない…

なんとなく海外のハンサムな男性を思わせる、パンチの効いた香りとなっています。

ナイトシーンにお勧め!シーケーワンと使い分けも

「CK ONE SHOCKFOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」は、ボトルデザインの蛍光文字がとても印象的。

この蛍光色らしく、カルバン クラインでは今までにないほど「ショック!」な香りとなっています。

複雑で何回、という香りではありませんが、あのユニセックスの、ライトな香りをイメージしない方が良いでしょう。

カルバン クラインは、「クラブなどのナイトシーンやストリートでカジュアルにつけて楽しんでほしい」ともコメントしています。

ということで、この香りはオフィシャルなシーンよりは断然、プライベートシーンに向いています。

例えるなら、時間を「金曜の午後11時で止めた」ような香り。

楽しさはマックス、世界中が羽を伸ばしている時間帯です。ピリ付いた普段の自分を解放できる、有意義な時間でもありますね。

そういう意味では、香りの一大変化にも頷けます。

朝はオリジナルのシーケーワン、夜は「CKONE SHOCK FOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」と使い分けするのも大正解。

香りで今の気分を表すのも素敵だと思います。

まとめ

カルバン クラインのシーケーシリーズは、全てのコレクションを通して「都会的」な印象があります。

今回ご紹介した「CK ONESHOCK FOR HIM(シーケーワン ショック フォ― ヒム)」も、スタイリッシュな服装に身を包み、トレンドを作り、颯爽と歩くニューヨーカーを想像させる香りです。

値段的にも親切で、複数持ちには最適。ぜひこの機会に、カルバン クラインの魅力を発見してみて下さいね。