マスクを外す機会も増え、口臭が気になっている人もいるのではないでしょうか。

口臭の原因にはいくつか種類がありますが、実はストレスとも深い関係があると言われています。

仕事や家庭など何かしらのストレスを抱えていませんか。ストレスが原因の場合、どんなに口のなかを清潔にしていても口臭は解消されません。

ストレスと口臭の関係や、解消方法について詳しく解説していきたいと思います。

ストレスで口臭が強くなる理由

ストレスがどうして口臭に関係するのか、疑問に思っている人もいるかもしれません。

これは自律神経によって唾液の分泌量が変化することが関係しています。

私たちの身体は“自律神経”の影響を強く受けています。

日中に分泌される「交感神経」と、リラックスしているときに分泌される「副交感神経」は、入れ替わります。ストレスを感じている状態では交感神経が優位に働くようになり、常に防衛本能にスイッチが入った状態です。

交感神経が分泌されているとき、唾液の分泌量が少なくなり口臭につながると考えられています。ストレスがあると3割ほどの唾液が減少してしまうのです。

唾液には、雑菌を殺菌しながら口内をきれいに保つ効果が期待できます。

唾液量によって口臭がしやすくなるかどうかを決めてしまうのです。口のなかが乾燥していると雑菌が繁殖しやすくなり口臭に繋がってしまうからこそ、ストレス=口臭の原因だと考えられています。

唾液が不足すると起こる症状は以下の通りです。

・口のなかのねばつきが気になっている

・口のなかが乾燥して目が覚めることがある

・乾燥してつっかかるようになり話しにくい

・食べ物が飲み込みにくく、味覚の変化を感じる

また、唾液の分泌が少ない“ドライマウス”になっている人もいます。男性よりも女性に多いといわれており、50歳以降は特に注意しましょう。

ストレスの口臭は硫黄のにおいがする?

ストレスが原因となる口臭は、硫黄のような独特なにおいがするといわれています。

本来人からするにおいではないですし、不快に感じやすいにおいであるのはわかると思います。なかには“ねぎのようなにおい”だと感じる人もいるようです。

ストレスによる口臭は、周りの人にとっても嫌な気持ちになります。本人も、自分から硫黄のようなにおいがしていたら、人との距離をとりたくなってしまいます。

自分のにおいが原因で余計にストレスが溜まってしまうなど、悪循環になってしまうことも。

ストレスによる口臭は、個人差こそありますが不快なにおいでもあるのです。

ストレスで口臭が強くなりやすい性格の人とは

ストレスで口臭が強くなりやすい人には、ある程度性格の傾向があります。

・几帳面な人

性格が几帳面な人は、些細なことにも気付く人です。細かい部分まで「こうするべき」と決めつけてしまう傾向があるので、できて当たり前を大前提にしてしまいます。

そのため、できないことで自分を責めてしまい、ネガティブな気持ちになりやすいといわれています。

自分で思っている以上にストレスを溜めやすく不安な気持ちになりやすいので、口臭が強くなっていることも少なくありません。

・完璧主義な人

何でも手を抜けない完璧主義の人は、常に周りの目を気にしてしまう傾向があります。

常に完璧でいなくてはいけないと思いこんでしまうことも。なんでも~なければいけないと無意識のうちに自分にプレッシャーをかけてしまいます。

それが負荷になってしまいストレスや不安が常に付きまとうようになるのです。完璧主義だからこそ手を抜けない、つい頑張りすぎてしまう真面目な性格が、ストレスになっていることも考えられるのです。

口臭を気にしている人の多くが、ストレスフルの環境にいるケースが多いのです。

ストレスを緩和して口臭を防ぐ方法

ストレスが多く、交感神経が優位に働き唾液が少なくなってしまうことがわかってもらえたと思います。

口臭の原因がストレスにあるからこそ、根本から変えていかないと、いつまで経っても状況は改善しません。

口臭ケアに力を入れてもそもそもの原因が違うからこそ、口臭対策にはならないのです。ストレスを緩和する方法を紹介したいと思います。

・お風呂に入る習慣をつける

ストレスを感じている人は、シャワーではなく湯船に入る習慣をつけておきましょう。

ぬるめのお湯に入りゆっくりすると副交感神経が刺激されます。肩の力が抜けてリラックスできるのが実感できると思います。

40℃程度のお湯を目安にして心地よいと感じる湯船の温度にします。

お湯が熱すぎると、交感神経を刺激してしまい逆効果になるので注意しましょう。お風呂を習慣づけるだけでもストレス緩和には効果的です。

・軽い運動を心掛ける

ストレスを緩和するためには、ストレッチをお風呂から出た後に行うのもおすすめです。

また、時間に余裕があるなら、散歩やジョギングなど外に出て体を動かすようにしてみましょう。

特に気持ちが落ち込んだとき、不安に感じていることがあるときこそ軽い運動は効果的です。家にいて考えこんでしまうほうが、余計にストレスになってしまいます。

軽く体を動かし汗をかくと、すっきりとした気持ちになります。深呼吸して呼吸を整えつつ、運動する習慣を作るようにしましょう。

・よく噛む習慣をつける

ストレスによる口臭を減らすためには、唾液の分泌量を増やす必要があります。そのため、日頃の食事でよく噛む習慣をつけて、唾液を促すようにしていきましょう。

食事はしっかりと噛むことで、胃腸にかかる負担も少なくなります。口臭の原因が胃腸の疲れが関係していることもありますので、よく噛むのは口臭を防ぐ基本でもあります。

また、唾液の分泌量が少なく口の中が乾燥していると感じたときは、ガムをかむなど唾液を促してあげることも大切です。食事のときに意識的にかむ習慣をつけていきましょう。

・漢方を取り入れる

漢方によっては、胃のなかで溶け口臭防ぐ効果が期待できるものもあります。例えば「麦門冬湯」は、全身の乾燥を緩和してくれる漢方です。

のどや口などの乾燥が気になるときに寄り入れるのをおすすめします。ただし、漢方は服用している薬との相性もありますし、体質的に合わないケースもあります。

そのため漢方を使っていいか、かかりつけの病院などで相談してみるといいかもしれません。体質によって差があるので注意しましょう。

・会話をする機会を増やす

口臭が気になるからと会話をしないままでいると、余計に唾液の分泌量が少なくなってしまいます。特に無言で無表情で長時間過ごしていると、口周りの筋肉をほとんど使います。

唾液腺が刺激をうけなくなってしまうので、分泌量が少なくなります。また、スマホを使う機会が多い人は長時間うつむいた姿勢になります。

唾液腺は顎の下にあるのですが、圧迫されることで唾液の分泌量が少なくなるといわれていまます。

口臭対策をして、自信をもって人と話せる機会を増やしていかないと口臭は解消されにくくなってしまいます。

まとめ

ストレスと口臭に密接な関係があるのが、わかってもらえたと思います。ストレスを緩和できるように見直していかないと、どんなにケアをしても口臭は改善されません。

唾液の分泌量を増やすためにもリラックスできる環境を作りましょう。また、同時に口内のケアも行い、自信をもって会話を楽しめるようにしていきたいものですね。