スウェーデン発の大人気フレグランスブランド、『BYREDO(バイレード)』。

2006年の創立から15年、世界中に店舗を拡大し、もはや飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進し続けている大注目のブランドです。

2021年5月には、早くも今年2作目となる「OPENSKY(オープン・スカイ)」を発表。

他のブランドよりも多くの香水を世に送り込んでいます。

今となっては香水だけでなく、アイウェア、ファッション小物、メイクアップなど「ライフスタイルデザイン」に力を入れた商品を多く見かけるようになりました。

実は、創設者であり「天才クリエイター」と称されるベン・ゴーラム氏は、なんの経験もなく始めた異色の経歴の持ち主。香水については着けたことも興味もなかったとか。

彼はカナダ人の父とインド人の母を持ち、世界のさまざまな都市に移り住んでからスウェーデンの大学に進学しました。そのアイデンティティが異端視され、苦悩を抱えてきた過去を持つクリエイターでもあります。

大学在学中に招かれたディナーパーティーで、たまたま隣に座った調香師のピエール・ウルフに香水の魅力を説かれ、たちまち香りの世界に夢中になってしまったそうです。

2006年のブランドローンチ後、最初にフレグランスが並んだのはパリのセレクトショップ「コレット」(現在は閉店)。そこで大成功を収めました。

フレグランス業界はとても古く、家族経営や調香の修行を積んでからビジネスしている人がほとんどです。ですが、ゴーラム氏は「僕たちのブランドだけがどこか切り離されている感じがとても気に入っているんだ」と語ります。

新しくリクルートする時も、違う業種からの人材を積極的に採用。

なかには元スーパーの従業員だった人もいるそうです。「重要なのは、その人の個性。業界のラインから外れすぎず、でも自分たちなりの志を持っている、ということが結果としてブランドの個性や魅力となっていると思う」と語るゴーラム氏はやはりただものではありません。

個性が個性を生み出し、香水界の常識をくつがえすような香りをいくつも発表してきた『BYREDO(バイレード)』。

今回ご紹介するのは、『BYREDO(バイレード)』史上初めての、「旅」そのものへオマージュを捧げた1本「OPENSKY(オープン・スカイ)」です。

旅、空、飛行機と、アフターコロナで一番行きたい「旅」への想像が膨らむような面白い香りです。清潔感ただよう、素敵な香りをここで徹底解説したいと思います。

「高さ」のある、現代風なフレグランス

OPEN SKY(オープン・スカイ)オードパルファム

トップノート…シトラス、ポメロ、ブラックペッパー

ミドルノート…ヘンプ

ラストノート…パロサント、ベチバー

発表年…2021年

調香師…ジェローム・エピネット

対象性別…ユニセックス

「OPEN SKY(オープン・スカイ)」のインスピレーションソースは“旅”。

ベン・ゴーラム氏は、この香りについて「いつか再び自由に旅ができることへの期待を表現した」と語っています。

世界中の人々が自由に旅することができない今。多くの人が旅や飛行機、空港に対する憧れを深めているかと思います。

「OPEN SKY(オープン・スカイ)」は、機内のシートで過ごす時間や、窓から見える地平線といった、旅がもたらすエモーショナルな感覚が香りに昇華したものです。

クリエイティブディレクターのゴーラム氏は、飛行機での移動中に香水のアイデアをまとめることが多いと言います。

さらに、飛行機の中にいると安堵感や孤独感に包まれる、とも語っていて、出発地と目的地の2つの場所に挟まって身動き取れない感じも、彼にとってはメンタルプレイスにちょうどいいのだとか。

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出典:BYREDO(バイレード)公式インスタグラムより

そんな「OPEN SKY(オープン・スカイ)」のトップノートは、スッキリとしたシトラスの香りで始まります。構成はシトラス、ポメロ、ブラックペッパー。すぐにどこかの国へと旅立ちたくなる、「軽快さ」が魅力です。

ミドルノートは麻の葉のヘンプ。グリーンで、その「伸びる」ような香りは「新たなる国の、新たなる風景が飛び込んでくる高揚感」を表しています。

アフターコロナを想像しながら、こんなロマンティックな香りに浸るのも良いですね。

ラストノートはパロサントとベチバー。パロサントとは野生の香木で、欧米のファッション関係者やヨガインストラクターなど、感度の高い人々から支持されている「癒しの香り」です。そんなウッディなパロサントとパワフルなベチバーが、香りに空間的な広がりをもたらしてくれています。

そしてこの香りは、一吹きした瞬間にどことなく「高い」感じがします。

トップノートの爽快さがそうさせているのかもしれませんが、ただただフレッシュなシトラス系のトップノートとは訳が違います。

気圧の下がるキンとした空気感、空と雲に支配された窓の外、ワクワクする旅の喜びなど、完璧に「OPENSKY(オープン・スカイ)」のコンセプトを体現しているのです。

旅というよりは、空の高さ、空の上のロマン、飛行機内での高揚感などを連想する、未だかつてないユニークな1本と言えます。

完璧なユニセックス、アクアなイメージを持つ香り

『BYREDO(バイレード)』のフレグランスはどれもユニセックス使用ですが、「OPENSKY(オープン・スカイ)」はその中でも一番バランスの取れた、中性的な香りと言って良いでしょう。

温度感は低く、「空」のほかに「水」もイメージもあります。

ですので、雨の日や蒸す日など、ミストな空間で身に着けたくなる香りでもあります。

とてもクリアで爽快なので、清潔感を演出するのにはバッチリ。ほんの少し見え隠れする、ニュアンスめいた色気があるのはさすが『BYREDO(バイレード)』といったところでしょうか。

感度の高い20代半ば以降の男女にぴったりです。

『BYREDO(バイレード)』は個性的なのに柔らかい香りが多いので、お洒落だけどクドくない、そんな香水をお探しの方にも大変おすすめです。

季節も問いません。オフの日も、オンの日も、気兼ねなくまとえる使い勝手の良い1本です。空の無限の可能性を香りに昇華した「OPENSKY(オープン・スカイ)」、数量限定のフレグランスですので早めにチェックしてみてくださいね。

まとめ

旅路への想いを表現した『BYREDO(バイレード)』の新作。

そのコンセプトは今までになく壮大で型破りなものですが、今、この香りに共感する人は多いはず。

空に対する憧れが今ほど高まっている時代はありません。

タイムリーで完璧なユニセックス香水をぜひお試しください。